AUDIO & VAPE

何かを見聴きして思ったことがあったら何かを書きます。

【AUDIO】 Unique Melody MAVERICKⅢ CUSTOM 【CIEM】 〜リケーブル編〜

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2019年9月に手に入れたUnique MelodyのMAVERICKⅢ CUSTOM。

当初は「こんなもんか」と気に入って愛用していました。

「こんなもんか」というのもあまり聞こえのよろしくない言い回しですが。

お披露目となったポタフェスで試聴した際に、当時の中のヒトからは完成品の実機はもっと下(低域)が出る旨の話があったものの、実際に手にした完成品はそこまでの低域があるとは思えませんでした。

とは言え、極端に低域が不足していると思うこともなく、ひとまず満足はしていました。

 

ところが、その翌年の2020年9月にJH AUDIOのRoxanneを手に入れたことによって、MAVERICKⅢの低域に不満を感じるようになりました。

『比較すると、ここまで差があるのか』と。

この2機種を比較するというのも如何なものかというのもありますが、その2機種を所有する者としては、そのように感じてしまうわけです。

 

そこで、MAVERICKⅢをリケーブルして低域を補正できないかと考えるようになります。

せっかく紆余曲折あって手に入れたMAVERICKⅢなので、なんとかしたいと。

 

それから数年の間に、何度となく店頭や試聴会で中のヒトに相談しながら、リケーブル探しをしていました。

懐具合と相談しながらではありますが、良さげなモノをいくつかピックアップはしてはいましたが、この「低域を補正する」という目論見というのがなかなかの曲者でして。

そもそも、各メーカーのリケーブルはそんな特殊なモノを目指しているわけもなく、総じて言えるコトは「全体的な音質の向上」なんじゃないかと。

「向上」というとやや語弊を生みかねない表現になるかもしれませんが、別の言い方をするならば、「その人にとって良い方向に聴こえ方の変化が現れるように…」というのが求められているコトなんじゃないかと。

中には傾向として特定の帯域を強調させたり、減衰させたりするモノもあるとは思いますが、それは意図的なモノではなく、結果的にそうなるのではないかと。

 

自分が知る限りではありますが、WAGNUSが特定の帯域にフォーカスしたエントリーユーザー向けのケーブルを発売していました。

Water Lily、Ginger Lily、Magnolia Lilyの3本は高域、中域(ウェルバランス)、低域とそれぞれ得意な帯域があるケーブルになるのですが、当初、それをそのまま鵜呑みして、その帯域の量感に作用するものと思ってしまっていました。

実際のところは、ざっくりとした言い方になりますが、量感よりもその帯域の聴かせ方や解像度にフォーカスしているように思えました。

詳細は過去の記事を参照いただければと思います。

 

 

自分の目論見の低域の補正というところでいうと、量感に比重を置いているので、WAGNUSのMagnolia Lilyは候補からは外れます。

 

いくつもリケーブルを試してみて、たしかに全体的な音質の向上(変化)を体感できたものの、MAVERICKⅢの各帯域のバランスの変化は殆ど無く、自分の目論見に叶うリケーブル探しは難航していました。

 

 

そんな折に、ちょっと気になるケーブルが発売されることになります。

TACable powered by HAKUGEIのAmberというケーブルです。

線材などの詳細は深堀しませんが、プラグが2.5,3.5,4.4㎜に差し換えができるというところが特徴の一つで、面白そうだなと。

2022年6月に購入したOriolusのIsabellaeがデフォルトで4.4㎜バランスのプラグになっていて、バランスならではの音の聴こえ方をとても気に入っていたのですが、普段使用しているDAPのCayin N3Proは3.5㎜のアンバランスでないと真空管の音を聴くことができないので、少しモヤモヤしていました。

ということもあって、MAVERICKⅢ用とは別に、そのAmberというケーブルに興味を持ち始めます。

 

TACable powered by HAKUGEIというメーカーは全く知りません。

やたらと安いし、何処の何者なのか。

ということで、少しだけググってみましたが、案の定、メーカーについての情報はほぼ何も出てきません。

気にしてもアレなので、放っておきます。

Amberの他にもケーブルがあるということなので、試聴だけでもするかと、2022年9月初旬にeイヤホン秋葉原店へ。

 

ついでに6Fのイベントスペースでドングルdacの試聴会が催されていたので、どんなものかと、チラっと覗いてみました。

ドングルdacについては上のツイートから辿っていただければと思います。

 

 

お目当てのAmberと同メーカーから発売されているOnyxというケーブルをMAVERICKⅢで試聴してみました。

 

OnyxはAmberの半分くらいの価格で、更に安いということもあり、あまり期待せずに試聴してみました。

線材のスペックは「ブラック・リッツ線(5N OCC)とシルバー・プレイテッド・リッツ線(5N OCC)のハイブリットワイヤー(133cores/22agw)」とのことですが、値段相応のモノなのかどうか、よくわかりません。

ただ、今まで試聴してきたどのケーブルよりも安くて、おそらく、Unique Melodyの純正ケーブルよりも安いケーブルではないかと思われます。

 

 

というわけで、購入しますた。

 

良し悪しについてはよくわかりませんが、今まで試してきたケーブルの中では、目論見である「MAVERICKⅢ CUSTOMの低域を補正する」に最も効果を感じられたケーブルと思いました。

第一印象としては、やや派手な音の鳴り方をしているのですが、MAVERICKⅢとの相性が良いようです。

量感のバランスとしては、極端ではありませんが、中低域〜低域あたりがフォーカスされているように思えます。

低域の量感をほどほどに盛りつつ、全体的な解像感や分離感が低域の聴こえ方を整えてくれるように感じました。

4.4㎜バランスにしたコトも寄与しているとは思います。

一方、全体的な音質の向上という部分でいうと、もう少し追い込めるというか、音の粗さや雑な部分があるようにも感じたのですが、個人的にはその雑さの匙加減もMAVERICKⅢとの相性が良いように思えました。

あまりこういう話は得意ではないので、音の話はこれぐらいで勘弁願います。

もしかしたら、この価格帯だからできた奇跡的な巡り合わせなのかもしれません。

 

 

このケーブルについてサクッとググってみたのですが、メーカーのコトですら出てこないので、ハッキリとした確かなコトはわからなかったものの、ネット上に転がっている断片的な情報を繋ぎ合わせてみると、以下のようなコトなんじゃないかと思われます。

Onyxは国内流通版での名称で、海外ではObsidianの名前で販売されているようです。(少しスペックが異なるかも?)

おそらくコレはeイヤホンラボが販売している同名のケーブルがあることから、eイヤホン側への配慮があったものかと思われます。

この話は確かな話ではなく、あくまでも推測に過ぎませんので、サラッと聞き流していただければと思います。

 

 

これで長らく続いていたMAVERICKⅢ CUSTOMへの不満がようやく解消されました。

 

 

 

 

 

まとめます。

  • まさか5kを下回るケーブルで満足できるとは。。。
  • EQ弄ればいいじゃん。。。それはなんか違うんだよねー。
  • やっぱり相性はあるよね。値段やスペックばかりを追っちゃダメ。
  • 何をどうしたいかという出発点はあった方がいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談です。

主にOriolus Isabellae用のイヤピースとして、話題の2種を購入してみました。

 

SednaEarfitのMAXは事前情報通り、耳あたりが優しいイヤピースでした。

長時間使用するということがあれば、コレ一択になるのではないかと。

音への影響は少なめなので、装着感の改善を目的であれば、第一候補として相応しいのではと思います。

 

SpinFitのW1は、少し粘着性のある感触で、シリコン自体は薄くやや硬めなのかなと。

音の聴こえ方の変化が大きく、より生々しい音になったように感じました。

欠点は、イヤホンへの装着かと。

(Oriolus Isabellaeのステムが太過ぎるというのもありますが。)

粘着性があるコトによって装着しにくく、ツイートの画像にもある通り、真ん中に装着できず、粘着性が微調整しにくくしています。

でも、ちゃんと聴けるし、耳への装着感への影響はほぼ無さそう。

開口部も狭めなので、あまりOriolus Isabellae向けではないかもしれませんが、外して再装着するのはシンドイので、この組み合わせで暫く使ってみようと思います。