AUDIO & VAPE

何かを見聴きして思ったことがあったら何かを書きます。

【AUDIO】 SENNHEISER IE300 【IEの系譜】

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今回のお題目はSENNHEISERのIE300です。

例年の大掛かりなオーディオ系のイベントは2020年のポタ研を最後に途絶えていますが、おそらく、もしもそういったイベントが開催されていたら、注目の新製品になったんじゃないかと思います。

それにしても、IE300の情報の出方が唐突過ぎで「何なん?」と思ったものの、そういやSENNHEISERはいつもそんな感じだったよな…と懐しく思えてきたり。

本国側と代理店の関係性というか、主従関係というか…。

社会に出ると、そんな理不尽なんて、いくらでもあったりします。

 

 

退勤後、eイヤホン秋葉原店へ。

発売日の2021年1月19日(火)に購入しました。

こういうご時世ということもあり、何度も店舗に通って試聴するようなコトはできません。

いつもだったら「悩んだら買わない」の選択をするところですが、今回は「悩んだら買ってネタにする」つもりでしたので、悩んでから買いました。

  

翌日開封宣言

例の如く、購入した翌日に開封するつもりでしたが。。。

 

気が変わった。

夜な夜な開封の儀をすることにしました。

今やらなかったら明日もやらないような気がして。

 

メーカーの思い

パッケージの裏面には6つの言語でこのIE300に対するメーカーの思い(売り文句?仕様説明?)が綴られています。

思うところはありますが、止めておきます。

 

ご対面

一応イヤホン本体があるというのは視認できるのですが、全体的に黒いというか暗いというか。

 

避ける(よける)

わざわざ隠す必要があるのかはアレですが。

 

中身

イヤホン本体、ケース、取説を取り出しました。

 

取扱説明書

取説は入っていました。

表紙を見たところ9つの言語で書かれているようですが、パッケージ裏面よりも多いですね。

たぶん読まないです。

 

ケース

セミハードのケースが付属しています。

白々しく「何かある」なんてツイートしてますが、どうせアレでしょ?

 

イヤピース

シリコンとフォームのイヤピースがそれぞれS,M,Lの3種入っています。

(シリコンのMは本体に装着されてます。) 

イヤピース側に耳垢ガードがある特殊なイヤピースですが、隙間が大きいので、入るときは入っちゃうんじゃないかと。

クリーニングツールは…針金だけでブラシは付いていません。

 

筐体

ラメのようなキラキラしたモノを混ぜて成形された樹脂製のハウジングのようです。

よく見ると、そのキラキラは青と白(銀)の2色。

SENNHEISERのコーポレートカラーということなのかな?

ロゴマークはちょっと見にくいとは思いますが、気にするほどのことではないかと。

 

ステム

ステムの中にも耳垢ガードがあり、イヤピースとステムの両方でゴミの混入を防ぐということのようです。

隙間が大きくても耳垢ガードが二重にあれば…ということなんでしょうか?

ステムの径の大きさからすると、コンプライの400か500が合うんじゃないかと。

長さは標準的なモノかと思います。

 

特に触れなくても…

ケーブルは1本のみ。

プラグは3.5㎜、3芯のシングルエンド。

リモコン/マイクは付いていません。

製品のコンセプトがモニタリング用途ではないので、リモコン/マイクが付いちゃっているかも…と思ったものの、無かったので一安心。

 

毎度の事ですが。

製品毎に端子の規格がほぼバラバラで、互換性を持たせて云々という意識が欠如しているジャーマンクラフトマンシップにはイライラします。

IE300は独自規格のmmcx。

どうして独自規格にしたん?

SENNHEISERの中の人は余計なコトが好きなようです。

IE300に接続できる他社製のケーブルは今のところ無さそうと思ったのですが、使える社外製ケーブルをツイートしているヒトがいたので、探せばあるんでしょうね。

 

イヤピース

デフォはシリコンのMサイズが取り付けられていましたが、フォームのMサイズに交換しました。

店頭の試聴機にはシリコンのLサイズが取り付けられていて、それだと装着位置が安定せず、奥までスルっと入ってしまうことがありました。

なので、イヤピース選びはちゃんとやらないとな…と思ったものの、付属品のフォームのMサイズで良さげでした。

サイズというよりは素材感というかシリコンのイヤピースの表面や硬さや厚みとかが関係しているような気がします。

ここ最近はJH AudioのRoxanneか Unique Melodyの MaverickⅢばかり使っていたので、耳の穴が拡張されてしまったのかな?と思ったのですが、そうでもないようです。

 

聴いてみる
現在メインで使っているDAP(N3pro)が充電中だったので、久しぶりにAK100IIを引っ張り出して聴いてみることにしました。

AK100IIの方がIE300の素の音を聴けるんじゃないかということもあったりします。

AK100IIだとボリュームをかなり上げないとIE300の本領を発揮できないようです。

美味しいところの音を聴くのに数値で言うと90〜100ぐらいまでボリュームを上げることに。

エージング前でもイイ鳴り方をするタイプのイヤホン」と「エージングした方が本領を発揮できるイヤホン」の中間的な鳴り方をしているような気がします。

気のせいレベルのアレなので、エージングは使いながらで。

同社の〜Proシリーズとは異なり、モニタリング用途ではなく、音楽を楽しく聴く為のイヤホンという位置付けになるので、IE80SやIE800Sの方がキャラクター的に近いのかもしれません。

ただIE80SとIE800Sの間に位置するような鳴り方ではなく、それらとはまた別の立ち位置。

搭載されているドライバーがIE800のドライバーをリファインしたものという事もあって、IE800Sに似ているところもあるような…と感じました。

IE800Sを賑やかな音楽向けにしたような音というのがIE300の音。

というのが、自分の感想です。

 

 

 

概ね満足

 

 

 

 

まとめます。

  • IE300はIEMではないですよ。カタチはIEMだけど。
  • Proシリーズは別のカテゴリー。比較は異種格闘技戦ぐらいのつもりで。
  • IE800Sの下位機種というよりは、いとこぐらいの関係性?
  • 何故今になってmmcxに?それよりも何故独自規格にした?
  • 筐体の側面の穴からの音漏れは…どうなんでしょ?
  • イヤピース選びは耳との相性次第で。
  • ここ最近ずっとCIEMばかり使ってたので、耳が軽くて。

 

 

 

 

 

 

 

恒例の掘り下げです。

 

表題にもある【IEの系譜】の通り、SENNHEISERの「IE」から始まる機種を時系列で掘り下げてみたいと思います。

 

自分がポータブルオーディオの沼に片足を突っ込んだ頃はIE80とIE60が現行品として販売されていて、先代のIE8やIE6は中古で見かけたことがあっても、試聴したことがありません。

ということで、IE80とIE60あたりから掘り下げてみます。

 

 

掘り下げてみたものの、いきなりの躓いてしまいました。

IE80を所有していたコトは間違いないのですが、その頃のツイートにはIE80を試聴したとかのツイートもなく、ブログの記事にもしていませんでした。

ただ、今はもう手元にはありません。

紛失なのか盗難なのかハッキリとはわかりませんが、おそらく後者の方ではないかと。。。

当時はSong's audioのGalaxy PlusとIE80を組み合わせて使っていました。 IE80はリケーブルの選択肢が少なかったのですが、当時発売されていたモノの中では1番相性がいいというか、IE80の音で足りないところを補ってバランス良く聴かせてくれるケーブルだったと思います。

ちなみにIE60については全く記憶にありません。 ケーブル脱着と低域の調整を省いたIE80なんじゃないの?程度の認識しかありませんでした。 実際のところどんな音だったかは知りませんが。

 

 

続いてIE800なんですが、気になるツイートを見つけました。

発売からしばらく経ってからのツイートだと思うのですが、何の時のツイートだったんだろう? 手に入る見込みでもあったのかな? リシェルと言ってるけど。 そんなサービス……あった…よ…うな………どうだったかな? おぼえていません。 ツイートで触れている不具合は何となく覚えていて、たしかケーブルの硬化だったと思います。 結構凝った作りのケーブルだったのですが、ケーブルが硬化しやすかったようで、査定額に影響するということもあってか、中古市場を賑わせていた記憶があります。 ケーブル以外にもステムが極端に短く、使える社外製のイヤピースがあまり無かったような。 ターゲットはオーオタではなくプレジデント系と呼ばれる高所得者層だったと思うのですが…どうだったかな? 当時のハイエンドイヤホンの中でも価格帯的にも仕様的にも何か逸脱した存在だったように思えます。 今から思えば、既に詰めの甘いジャーマンクラフトマンシップが露見できていたようです。

 

 

しばらく「IE」を冠したイヤホンのリリースはありませんでしたが、

2017年にIE800SとIE80Sがリリースされます。 マイナーチェンジといったところだと思うのですが、IE800Sはツイートしている通り。 音はいいんだけど、残念仕様のままでした。 ケーブルの硬化対策はしたらしく、見た目はオーソドックスな被膜のケーブルになったものの、分岐のトコでケーブルが脱着できるなど、ソウジャナイ感満載の仕様。 多少オーオタに歩み寄ったのかもしれませんが。。。

一方、IE80Sの方は…期待はしていたんですけどね。 試聴した時のツイートはしていなかったものの、試聴した記憶はあります。 発売当初、市場在庫だけだったのかもしれませんが、先代のIE80も併売されていました。 たしかeイヤ の店頭で聴き比べができるように試聴機が並んで展示されていて、聴き比べると雲泥の差。 IE80の方が圧倒的に好みの音でした。

 

 

その後、SENNHEISERからIEMがリリースされることになります。

2018年12月に発売となったIE40 Pro。 SHUREのSE215のライバルと言われては消えていった機種はいくつもあったわけですが、ようやくその大本命がリリースされました。 このツイートはポタフェスの時のものなので、メーカー(代理店)のブースで試聴したんだと思います。 概ね好印象だったのですが、しばらく品薄で入荷が不安定な状態が続いていたような。

 

 

その約半年後にIE40 Proのパッケージに載っていた2つの上位機種がリリースされます。

IE400 ProとIE500 Pro。 〜Proと名の付く機種なのにIE40 Proとケーブルの接続端子が異なっていて互換性が無いなど、ジャーマンクラフトマンシップの暴走は止まりません。 音の方は確かなモノではあるものの、正直なところ、IE40 Proもコレぐらいの音を鳴らしてなかったっけ?と思ってしまいました。 聴き比べていないので、実際のところはわかりませんが。 いずれもモニタリング用途のイヤホンですし、形状的にはステージモニターを想定しているんでしょうから、似たような音になるとは予想できるものの、IE40 Proと1桁数字が違うんであれば、桁違いの音質の違いがあって欲しかったというのが、この2つのイヤホンを試聴しての感想です。

 

 

振り返ってみると、何かしら残念なところがあるのがSENNHEISERなのかな?という印象になってしまっていますが、それを払拭するほどの音への信頼度があるのもSENNHEISERの魅力なんだろうと思います。

 

 

「掘り下げ」は以上となります。

もっと掘り下げられるかもしれませんが、そうするとただのコピペの文字の集合体になっちゃいそうなんで。

 

 

おまけ

IE300を買う前に、SENNHEISERIEを冠した現行機種を改めて一通り試聴してみました。

IE100 Pro

IE300と同じ日に発売となったIE100 Pro。Bluetoothのバンドルと同梱パッケージのAPEC限定の商品で、SENNHEISERとしては非常に珍しい赤い筐体のイヤホン。ツイートの方では音の軽さを指摘していますが、逆に言うと、音の密度が足りないような鳴り方になるのかなと。 試聴していくうちに、もしかしたら音楽を聴くことだけが目的ではないイヤホンなのかもしれないという気がしてきました。 非常に聞き取りやすい音という印象と昨今の状況を考えると、そんなイヤホンが出てきてもおかしくないなと。

 

IE300

ツイートの通りです。

 

IE800S

SENNHEISERのイヤホンのフラッグシップ。 音の印象はツイートしている通りで、付け加えるなら、雑に言うとIE800Sはフラット、IE300はドンシャリ。 フラッグシップなだけあって、それなりに説得力のある音である事は間違いないのですが、諸々の仕様の部分は解せないと改めて思いました。

 

ここで訂正があります。

プレスリリースによるとIE300のドライバーはIE800のドライバーをリファインしたモノと記載されています。

IE800Sのドライバーじゃないの?と思って、過去のプレスリリースを見たところ、IE800SのドライバーはIE800のドライバーの改良版とのこと。

つまりIE300はリファイン版、IE800Sは改良版ということのようです。

 

で、どう違うん?

 

IE80S

音に関しては絶対的な信頼をしているSENNHEISERですが、やはりコレだけは例外。 先代のIE80はこんな音じゃなかったと思います。 耳が慣れてきたらナントカ聴けるかもしれませんが、コレジャナイ感は拭えないかと。

 

 

IE40 Pro,IE400 Pro,IE500 Proも試聴しましたが、割愛します。(同様にツイートはしています。) 内容が辛辣過ぎるというのもあるのですが、〜Proと名の付くモデルはあくまでもモニタリング用つまり業務用なので、用途が異なります。 単純にIE300と比較して好き嫌いや良し悪しを評するのは何か違うんじゃないかと。(IE100 Proはたまたまついでにです。)

 

 

今回はIEの名の付く機種という括りでカテゴライズしてしまいましたが、ちょっと後悔。 

「Pro」シリーズは別のカテゴリーになるので、分けて考えるべきでした。

どことは言いませんが、一部のオーディオメーカーが付ける「Pro」とSENNHEISERが製品名に付ける「Pro」の意味は全く異なります。

途中で「あ、そうか。」と気付いたものの、強引に書き進めてしまいました。

 

「Pro」を付けると向こうのヒトたちに売れるんで、仕方がないッス。大人の事情が絡んでるんでしょ?改良版とか上位機種を意味するなら「Advanced」とかじゃない?

と思ったり、思わなかったり。

ちなみにSENNHEISERの「Pro」はプロユース(業務用)を意味しているんだと思います。

どうやらSENNHEISERの音と言葉のチョイスは信頼してよさそうです。

 

 

 

 

 

【追記】(2021/4/5)

いつものように、通勤中にEI300を使用していました。

たしか、Indigo Jam UnitのCollectivityというアルバムを聴いていたのですが、

「あれ?こんな変則的な楽器の配置だったっけ?」

右側からドラムが聴こえなくなって、ベースしか聴こえなくなって。。。

稀に、そんな変則的な楽器の配置をしてレコーディング(ミックス)をしたりするジャズの楽曲があったりしますが、既に何度も聴いてきたアルバムなので、そんな曲が収録されていた記憶がありません。

すると、今度は右側から音が鳴らなくなり、左側からしか音が出なくなりました。

 

断線?接触不良?そのどちらでもないような。

あまり経験したことが無いパターン。

断線だったら、途切れ途切れになって…という感じだし、接触不良なら端子をクルクル回せば、どこかで音が鳴ったりするもんです。

 

DAPの不具合の可能性も考えましたが、別のイヤホンで使用して、特に問題がなかったので、IE300に何かが起きたんだろうな。

 

左右の筐体を挿し替えてみたところ、左側の筐体からは音が出て、右側は完全に沈黙。

ということは、ケーブルの断線とかの類ではないなと。

 

帰ったら、探さないとなぁ…。

どこにやったっけ?

と思っていたら、

レシートと一緒に財布の中にありました。

IE300のメーカー保証は2年なので、保証書はパッケージの箱と一緒に2年間は保管しておくべきなんですが、ズボラが功を奏した例外的なラッキーが起きてしまいました。

購入日付を見ると、2021/1/19ということなので、ちょうど2ヶ月目にこんな事態に。

というわけで、退勤後にeイヤホン秋葉原店へ。

そのままIE300を預けてきました。

 

 

 

それから10日余り経過。

eイヤホンから連絡があり、引き取りに。

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やはり、右側の本体自体が逝ってしまったようで、右側をマルっと交換となりました。

症状から断線とは異なる何かが起きたんだろうなと思っていたのですが、落下させたり、雑に扱ったりしていないので、何が原因で?と思ったりしました。

たまたま、個体差云々なんでしょうかね。。。